いえづくりメモ

コロナの渦中に家を建てます。その詳細などを記していきます。

崖(傾斜地)の上に家を建てる

今回家を建てるにあたって土地探しから始めましたが、1年程土地を探していて思ったことはなかなか自分達の希望にあった土地はないということ。

そのうえ、私たち夫婦の場合はそもそもの土地の好みが違いました。

そういった経緯を経て、なぜ崖(通称)の上に家を建てることになったのか話していこうと思います。

 

 

 

私達夫婦の土地の好み

◆夫
実家の近くで山の近くであること
日当たりの良い家であること
家の周辺を家で囲われているような場所は好きではない
庭があった方が良い
地下鉄徒歩圏内

◆私
日当たりの良い家であること
私は土いじりをしないので庭はいらない
日当たりさえ確保されていれば家が周りにあっても良い
山よりは街の方がいい

日当たりの確保以外は、正反対の方向に向かっているような私たちです。

 

最終的に決まった土地

・南東向きで日当たり良好
・地下鉄徒歩圏内
・主人の実家近く
・庭となる場所が十分にある
・家の裏手に小川が流れており、そこが3m程の傾斜地となっている(通称:崖地)
・土地の4面のうち、2面がひらけている


随分夫寄りの条件となりました。

 

夫の好みの土地となった理由

ここには記していませんが、1つだけ私が譲れない土地の条件がありました。
それを夫は受け入れてくれたので、そのほかの条件は全て私が合わせました。

ただ気にかかるのは、裏手が3m程の傾斜地となっていてその下には小川が流れていることです。

 

家の裏に川があるって大丈夫なの?傾斜地ってどうなの?

まず私たちが確認したことは、洪水ハザードマップです。
その土地は、家の裏側に小川が流れているのにもかかわらずハザードマップには一切入っていませんでした。
通常 水は高いところから低い所に流れていきますが、私たちが探した土地は幸いその川上の方だったことと小さな川だったことなどから、現在の洪水ハザードマップ上では影響がないとされていたのでした。

そして裏に傾斜があるなかで家を建てることに関しては、それぞれの地域で定めているがけ条例というものがあります。

 

大田区 がけ条例

www.city.ota.tokyo.jp

 

私たちは自分達が住んでいる町の条例にはひっかからないように、建物をセットバックさせました。

また、地盤をとても重要視していたので、土地の契約をする前に地盤調査をし、杭などの必要のない硬い地盤であることを確認しています。

 

ただ心配はつきない

ですが、心配をしだすとキリはありません。

・庭で遊んでいる時に後ろに3m程の傾斜&小川があるというのは子育て家庭としては危険はないのか?
・最近では自然災害もとても大きなものになっているので、洪水などは大丈夫なのか?
・がけ崩れの危険性は本当にないのか?

こればかりは、分からないとしか言いようがありません。

ですが裏が小川であることは、仮に前面に大きな道路がある土地だったら、今度は道路に子供が飛び出さないかという心配にもなります。
なので過度な心配はせず、裏側にはフェンスもありますので子供が小さいうちから危険なことを教えていくことが大切だと思っています。

洪水などが大丈夫かに関しては、この土地(現在洪水のハザードマップの該当がない土地)が洪水でダメになるのであれば、洪水ハザードマップで現在色がついている個所はもっとひどい被害になります。
裏が小川があることで日々の降水量での川の増水は目に見えてわかるので、しっかり意識することが大切かなと思っています。

がけ崩れの危険性に関しては、一番心配しています。
幸い地盤が硬いことと、がけ条例の規制にかかる範囲よりもセットバックしていることなどから安全策はとっていますが、だから絶対に大丈夫ということにはなりません。

ただ3m程度の傾斜地であることと、いつできたものかは分かりませんが市で擁壁は作っていること、周りは住宅街ですがどこも我が家よりも小川に近く建設していますが大丈夫なことをみると、うーん、落とし所かなという感じです。


紆余曲折を経てやっと決まった土地です。

夫は今から庭造りの計画を立てているので、ここで良かったのかなと思っています。

 

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